夏の大峰奥駈道無泊縦走③《山上ヶ岳〜弥山》
最初の給水場所である小笹ノ宿に到着しました。
吉野からは4時間10分かかりました。
2L担いできたけど、500ml位残ってました。
一先ず、沢で汲んだ水を浄水器に入れてゴクゴク一気飲み。
ふぅ〜っと落ち着いて前を見たら、ティッシュペーパーがプカプカ浮かんでる。
誰だー!!クソ野郎がッ!!
小屋泊の人が水場にやって来たので
『ティッシュがあるからもう少し上の水を飲んだほうがいいですよ』と言うと
『手を洗うだけなんで大丈夫です。基本的にこういう自然の水は飲みません。あなたのような浄水器があれば飲むかもしれませんが』とのこと
『水を消毒するような薬の商品名を知りませんか?』
と聞かれたけど、わかりませんと答えました。
確かに浄水器より便利やと思う。
天気も良くなって足取りもいい感じ。
大普賢界隈は登下降等で脚以外の筋力を使いますね。
何度も来ているので新鮮味は無いけど、やっぱり山は良いなと思わされる。
変な沢屋が登ってきてないかな?
ケルン職人がいますな。
風が吹けば直ぐに倒れそうやけど、立っているということは、作られてまだ日は浅いのか?
ここでフル給水していくつもりだったので、さっきの小笹では少なめの給水にしていました。
が、全然出てない!!
給水できないと、旅の中止も考慮しなくてはいけない。
もしくは行者還トンネル付近まで降るか…
あの水量では、いつまで経っても溜まらないので、ルンゼ状になっている水場を少し登って見ることにしました。すると、先程よりは水量アップ。
20分以上かけて、なんとか満タン(2.5L)にしました。
よかった、重いけど、大事な水です。
バイケイソウが行く手を阻みます。
夜だとルートがわかりづらそう。
ただ、行者還〜出合までは比較的フラットな気持ちいいシングルトラックなので、気楽に走ります。
大峯で雄見たことがないなぁ。
前回は、ここでノックアウトされたけど、今回は元気。
日が暮れるまでに釈迦まで行けるか?