アカヤマドリを食べてみた。
前回の続き
アカヤマドリを収獲後、持ち帰って味見してみた。
一見虫食いなど見当たらないが…
柄をカットしてみると穴だらけ。
石づきから虫が侵入しているようだ。
石づきから侵入した虫は傘の内部にまで到達している。
端の方はなんとか大丈夫だった。
単純に"虫"と書いているが、それは詳しく言えば白いウジ虫様の幼虫だ。おそらくキノコバエの幼虫だろう。
カットしている最中にも何匹か飛び出してきた。
一口サイズにカットした。
土がついていたので表面を軽く洗ったのだが、傘表面の黄土色の部分が溶け出してあちこちに付着する。
これがアカヤマドリの胞子なのだろうか。
なかなか扱いづらい。
幼虫の事は無理やり忘れることにして、虫だしせずに炒めてみた。
凄い香りだ。
強烈なキノコ臭が部屋中に充満する。
深夜3時頃にすることではないと思ったがここまで来たら仕方ない。
いい色になってきた。
傘表面の黄土色成分が溶け出るので、アカヤマドリを使った料理は全て黄色くなる。
熱が加わると管孔部がネチャリと柔くなる。
ダイショーの塩コショウを振って頂いた。
どうしても幼虫の存在が頭にチラつくが、味はウマい!!
管孔部のネチャリとした食感は好みが分かれるだろう。
自分としては、ネチャリ部分は無い方が好きかもしれない。
残った分はそのまま冷凍保存した。
次にこちらの3種だ。
ウスムラサキホウキタケ
ベニナギナタタケ
シロアンズタケ
それぞれオリーブオイルと、ダイショーの塩コショウで炒めて食べてみた。
上の写真手前から
ベニナギナタタケ
ほぼ無味だが、シャキシャキ食感で美味い!!
意外と好き。
お次は
ウスムラサキホウキタケ
ほんのわずかに苦味を感じるが、しっかりとした食感と旨味がある。この感じは売っているマイタケにかなり近い。
この日食べたキノコで1番美味かった。
最後は
シロアンズタケ
本日採れたキノコで1番食指がすすまない見た目をしているキノコだ。
恐る恐る食べてみた。
味は…
まぁまぁ旨い?からの〜苦み!!
少し食べて、残りは捨てた。
苦味も気になったが、やはり見た目が好みでない。
まとめ
この日、野生のキノコを4種食べたわけだが、1つも当たることは無かった。
自分の中では、それだけで充分に感動だ!!
そして、どのキノコもまぁまぁ美味かった。
キノコが美味かったのもあるが、ひょっとするとダイショーの塩コショウが優秀なだけなのかもしれない。
その事はあえて考えないでおこう。
しばらくゲップする度にアカヤマドリの芳香が鼻を抜けた。
次回はチチタケ実食編です。