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山行とトレイルレースとトレーニングの記録

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この時期に発熱、大丈夫?②

3/12木曜日

前日は、夕食後に総合かぜ薬を2錠飲んですぐに寝ました。

(朝昼晩食後に2錠飲むタイプのお薬です)

 

すごく効いて、38度前後あった熱は37度前後となり、目を動かすと痛む謎の頭痛も緩和されました。

職場の上司から電話がかかってきて、容態を確認されました。上司もさらに上の上司達から状況を確認されるので細かくチェックする必要があるのです。

ほんと、ご迷惑をおかけしました。

 

その時は

「薬を飲んで熱が下がり、だいぶ楽になりました」

と言いました。

 

その後も朝、昼と服用し、1日楽に過ごせました。

 

 

夜はあえて薬を止めてみる事にしました。

 

解熱剤が入っているんだから、熱が下がるのは当たり前で、薬を止めて熱が上がらない事を確認する必要があります。

 

 

 

3/13金曜日

ダメでした。

 

朝の体温は37.5度以上、時には38度以上になりました。

 

「マジかぁ、全く鎮まる気配無しっ!!」

 

朝と昼は、また薬を服用しました。

 

火曜から発熱して、火、水、木、金と4日目です。

薬を飲まないと、ずーっと37.5度以上の熱が出ます。

 

嫌でも新型コロナウイルスの感染を考えてしまいます。

妻から【帰国者・接触者相談センター】へ連絡してみてはどうか?と言われ、悩みました。

 

このご時世、熱が出たとか、感染者と接触したとかで安易に病院へ駆け込むのは間違いです。

 

 

次のような方は

まず帰国者・接触者相談センターへ電話相談をする必要があります。

 

○ 流行地とのつながりがある方

○ 職場や旅行先等の状況で、新型コロナウイルス感染の不安がある方

○ 風邪の症状や発熱が4日以上続いている、強いだるさや息苦しさがある方で、まだ医療機関を受診していない方  など

 

自分の場合3つ目に書いてある事が該当しているなと思いました。

 

帰国者・接触者相談センターで電話相談後、受診の必要があると判断された場合、新型コロナウイルス感染症の特別外来がある指定の医療機関へ紹介されるという事でしょう。

 

 

しかし、僕にはジレンマがありました。

もし、この流れでPCR検査をすることになり、新型コロナウイルスの感染が判明したら、職場はマスコミにさらされ、営業は全て停止されるだろう。仮に消毒等を行って、営業できたとしても風評被害で経営が大きく傾くことは間違いない。

そうなった場合、この責任はあまりにも大きく、自分には耐えられません。

 

一方で、このまま熱が下がったとしても、白黒つけない状態で出勤すると職場の人達に不安をばら撒く事になるのではないか?とも思いました。

 

一番良いのは、PCR検査をして陰性と判断される事ですが、そんな自信などありません。

 

 

帰国者・接触者相談センターへ電話をするかとても悩みましたが、ついに意を決して電話してみる事にしました。

 

(僕)37.5度以上の熱が4日続いているので電話しました。

 

(センターの人)中国等への渡航歴、感染者との接触、海外の人との接触、熱が出てからの経過等を話ました。

 

結果、最初にかかったクリニックの先生の方針に従って対症療法を続け、どうしても治らない場合はもう一度クリニックを受診し、その先生が新型コロナウイルス感染を疑うという判断をした場合、もう一度帰国者・接触者相談センターへ電話して下さいとの事でした。

 

僕にとってはありがたい判断でした。

これでPCR検査をしなくてもいい大義名分ができました。

 

 

その日の夕方、上司から電話があり、出てみると直ぐに相手が替わりました。その相手は僕が働く施設の責任者でした。

(【最上司】とでも言っておきましょう)

(あえて分かりにくい表現をしておきます)

 

その【最上司】から今の状態をチェックされ、帰国者・接触者相談センターへ電話した事も話し、とりあえず月曜日は出社停止という事になりました。

 

僕自身もその措置は正しいと思いました。

 

その日の夜はあえて薬の服用をやめました。

 

「もう上がるなら上がればいい」

「熱で免疫を活発にしてウイルスをやっつけてやろう、知らんけど」

 

薬を飲まない方が治ったタイミングがわかりやすいし。

(熱が下がったとき=治ったとき)

 

そもそも、解熱剤は熱が高くて耐えられないときに飲むものだと思うし。

 

そういった理由で薬を飲まないように決めたのですが、夜から徐々に楽になり出しました。

 

 

 

 

発熱が始まってから、何度も大量に汗をかき、その度に布団を裏返したり、服を着替えたりしました。

 

気持ち悪いので、晴れ間を見つけては布団を干しました。

 

 

3/14土曜日

朝の体温は37度ちょっとくらい。

 

ずーっと37.5前後だった事を思うと下がってきました。

薬も飲んでいません。

 

お昼くらいから平熱となりました。

 

3/15日曜日

終日、平熱。

 

3/16月曜日

終日、平熱。

朝、上司から容態の確認電話がありました。

 

上司曰く、この日は16時から新型コロナウイルス関連の対応策を検討する会議があり、その会議で決まったルールに基づいて【最上司】から容態確認と、出社の可否が伝えられるとのことでした。

 

大人しく待っていました。

16時、17時、18時、全然かかってきません。

そして、19時過ぎに電話がありました。

かなり長い時間会議だったようです。

なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

【最上司】との話した結果、出社のOKを頂きました。

 

 

 

《総括》

○今の時期は原因にかかわらず、熱を出すべきではない。

(自分事ではなく、周りに迷惑をかける)

 

新型コロナウイルス感染かもしれないけど、様々な事情を考えると、検査したくないと考える人もいる。

(病気自体が脅威というよりも、社会的影響が脅威)

 

○かなり感染が疑わしい場合でないと新型コロナウイルス感染者として対応されない。

(安易に検査されないのは賛成です)

 

今の国の方針は感染者のピークを穏やかにし、ワクチンや特効薬開発の時間を稼ぐことでしょう。

本当に症状の重い人のみに対応し、医療崩壊を起こさないようにする。元気な若者等は発見されていないだけで、すでに多くの人が感染しているかと思います。

パニックを起こさせず多くの若者等に免疫を獲得してもらい、その集団免疫によって感染の拡大を穏やかにして、守るべき高齢者や基礎疾患のある人達への感染を防ぐ狙いもあるかと思います。

 

重篤化する恐れのある方々のためにも、ワクチンや特効薬の開発が早く進む事を願っています。