化石を求めて裏山をジョギング
裏山に貝ケ平山という山があります。
なんでも、貝の化石が採れるからこの名前になったとか。
YAMAPで化石を見つけたという投稿があったので
「何回もこの山を登ってるんだから、自分も一回くらい見つけとかなアカンやろ」
と思い、発掘ランに繰り出しました。
旅ランとか、ゆるランとか、温泉ランとか、グルメランとか、今まで色んな人が色んなランをしてきたと思うけど
「発掘ラン? 堀りラン?」
こんなランをしたヤツは中々いないんじゃないだろうか?
そういった意味でもやる気が出ました。
山に入ってまず見つけたのがコレです。
鳥の巣です。
風が強かったので、落ちたのでしょう。
なんという鳥のものかはわかりません。
よく人間は万物の霊長であるとかいうけども、小鳥が作ったであろうこの巣を「さぁ、真似て作ってみろ」と言われたら、恐らくこんなに上手く作れる人は少ないんじゃなかろうか。
人間は進歩してきたけれど、その進歩は一握りの人間によって作られてきたわけで、殆どの人間はその恩恵に肖って生きているにすぎない。
なんて事を考えつつ走ります。
次に、落ちてた石っころを手に取りました。
いきなり発見です。
二枚貝の化石です。
その周辺を調べた結果
あまり苦労せずにいくつか発見できました。
過去にはサメの歯も見つかった事があるそうです。
このあたりの地層は約1500万年前の浅い海底の地層だそうです。当時は、さぞアサリが捕れたんでしょうね。
調子に乗って手当り次第、石を裏返していたら、蟻の巣がありました。
何も考えずそのまま立ち去りましたが、少しして蟻に悪いことをしたと思い、また石を被せておきました。
貝ケ平山の山頂です。
標高800m以上あるのに、ここの地層はかつては海だったのかぁ。
地殻変動は凄いですね〜。
このカイガヒラという名前。
貝殻(カイガラ)の当て字なのかなぁとも思います。
ちなみに宇陀市にはこんな和菓子があります。
お店の写真です。
お近くにお立ち寄りの際はどうぞ。
貝ケ平山から吐山方面へ下山しました。
吐山にてジョギング中
ツチアケビがありました。
漢方薬になります。
熟れてない渋柿がありました。
この渋が虫刺されに効きます。
昔、蜂に刺されたとき、祖母が柿渋を集めた液体(当時、カメラのフィルムケースに入れていた)を患部へ塗ってくれました。ビックリするくらいに痛みが引いた記憶があります。
2020年9月に奈良県立医科大学の免疫学、微生物感染症学の教授らが、柿から高純度に抽出した柿タンニン『柿渋』が、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を1万分の1以下に不活化することを確認したと発表されたそうです。
他にも消臭効果等もあるそうで、利用価値が高いですね。
頑張れば柿渋でイノベーション起こせるかも。笑
最後は謎のキノコです。
色鮮やかでした。
今度から山を走るたびに、化石を探してしまいそうです。